龍神地に住んでいる
生き物図鑑
全ての生き物を見つけることができるかな?
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外来種は、生態系に影響を及ぼす可能性があります。
僕たちの暮らしをこわしてしまう外来種たち。
人為的に他の地域から入ってきた生物のこと。その一部は生態系などに重大な影響を与えることがあり、環境問題のひとつとして扱われています。
※VU 絶滅危惧Ⅱ類 現在の状態をもたらした圧迫要因が引き続き作用する場合、近い将来「絶滅危惧Ⅰ類」のランクに移行することが確実と考えられるもの。
※NT 準絶滅危惧 現時点での絶滅危険性は小さいが、生育・生息条件の変化によっては「絶滅危惧」として上位ランクに移行する要素を有するもの。
※DD 情報不足 環境条件の変化によって、容易に絶滅危惧のカテゴリーに移行し得る属性を有しているが、生育・生息状況をはじめとして、
ランクを判定するに足る情報が得られてないもの。
モツゴについて
多摩川水系に生息するモツゴ
龍神池が造成された際、他地域のメダカと交雑していない、貴重な東京在来の純系メダカ(ミナミメダカ)を特別に譲り受け、遺伝子保存の一助として飼育してまいりました。
しかしながら、誠に残念なことに、防犯カメラ等により、龍神池に他のメダカや金魚を放流する心ない行為が確認されました。このままでは交雑が進み、遺伝子保存という本来の目的が達成できなくなる恐れがあることが判明いたしました。
そこで、龍神池の純系メダカはすべて神社内にて室内飼育に切り替えることとし、令和4年(2022年)4月25日には、多摩川水系に生息するモツゴを新たに龍神池へ放流いたしました。
体長約10cmのモツゴは、小川や池に棲む淡水魚で、関東では「クチボソ」とも呼ばれ親しまれています。産卵期は5月から7月で、水草の茎や石の表面、杭などの硬いものに卵を産み付けます。モツゴは1年で成魚となり、寿命は約3年です。
これからも、地域の自然を大切にしながら、皆様に親しまれる、生き物豊かな池づくりに努めてまいります。
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御田植祭
五穀豊穣を願って、秋に収穫された稲を神様に奉納します。
わが国の稲作は天から授けられたものであり、日本人の生活は、祖先から代々受け継がれてきた稲作によって支えられてきました。
田無神社では、令和元年(2018年)5月に、龍神池において初めて御田植祭が斎行されました。地元の子どもたちとともに五穀豊穣を祈念し、秋には収穫された稲を神様に奉納いたしました。
神話において、天孫降臨の際、天照大御神は邇邇藝命ににぎのみこと に「斎庭稲穂の神勅」を授け、日本の国土を「豊葦原の瑞穂の国」とするようお命じになりました。この神勅により、稲作は日本の国の基盤として始まりました。
稲作は日本人にとって、単なる農業ではなく、日本民族の根源的な営みであり、使命であるとも言えるでしょう。全国の神社では、毎年2月初旬から4月後半にかけて、稲の豊作を願う祈年祭や春祭りが斎行されます。神社で神前にお供えされる神饌にも、米、餅、酒といった「米」に関わるものが欠かせません。
また、宮中においても、天皇陛下が御自ら水田にて田植えを行い、収穫された新穀を神嘉殿にお供えになり、慎みをもって召し上がられます。
田無神社では、この精神を受け継ぎ、御田植祭を通して稲作の尊さを伝え、秋の例祭日に収穫した稲を神様に奉納しています。
「斎庭稲穂の神勅」
訳)(わが高天原で栽培している稲穂をわが子(皇孫・邇邇藝命)にまかせよう)
「吾が高天原に所御す斎庭の穂を以て、亦吾が児に御せまつるべし」
訳)(高天原で育っている稲穂を、地上の世界(我々の住む世界)でも育てなさい)
令和元年御田植祭の様子
| お祭りと稲作 | 稲作は神さまから授かった神聖なお仕事!お祭りにはお米作りと大きなつながりがあります。 |
| 祈年祭(きねんさい) | その年の豊作をお祈りする予祝祭。 |
| 御田植祭(おたうえさい) | 農作業の手順を演じ、豊穣をお祈りするお祭り。 |
| 風祭(かぜまつり) | 稲が実り始める9月頃に行われるお祭りで、稲が台風などの影響を受けないことをお祈りするお祭り。 |
| 抜穂祭(ぬいぼさい) | 田んぼの神様に感謝し、稲を刈りとるお祭り。 |
| 神嘗祭(かんなめさい) | 10月17日に、その年の初穂を伊勢神宮にお祀りされている天照大御神(アマテラスオオミカミ)にお供えする収穫祭。 |