令和4年(2022年)に刊行された『写真と資料から見る田無神社』は、神社に現存する記録のほか、氏子各位や研究者の皆様からご提供いただいた膨大な資料を分析・考察のうえ、取りまとめたものです。

本書には、初公開となる貴重な資料や写真が多数掲載されております。

特筆すべきは、第二章において郷土史家の近辻喜一先生と行田健晃先生がご寄稿された点です。近辻先生は、中世から明治期に至る田無の歴史を網羅的に解説され、行田先生は、名主「下田半兵衛」に焦点を当て、学術的に論考されました。これらの寄稿により、神社の歴史のみならず、田無の歴史、下田家の歴史を重層的に俯瞰することが可能となり、より広範な視野から田無神社を理解することができます。

田無の歴史を知ることは、郷土を愛する心を育む上で重要な意義を持つと考えられます。この地の発展の礎を築いた先人の足跡を辿る手がかりとして、多くの方々が本書を手にされることを期待いたします。

ここに、本書第二章から「田無の歴史」と「二つの身分のはざまに ―田無村名主・下田半兵衛家の事績と江戸時代の社会―」を紹介いたします。

御遷座三五〇年記念誌『写真と資料から見る田無神社』
御遷座三五〇年記念誌『写真と資料から見る田無神社』

令和2年(2020年)10月11日に御遷座三五〇年大祭が斎行され、田無神社は大きな節目を迎えました。本誌は鎌倉時代の創建から今日まで人々の祈りを紡いできた歴史について、神社に残された記録、氏子・崇敬者の方々や研究者の皆様よりお寄せいただいた膨大な資料を分析し、考察を加えて取りまとめました。貴重な写真や資料が盛りだくさんに掲載されています。フルカラーA4判並製カバー。
田無神社社務所で3,000円(税込)で販売しております。

本書サンプル

田無の歴史

近辻喜一(郷土史家)

田無の歴史

二つの身分のはざまに
―田無村名主・下田半兵衛家の事績と江戸時代の社会―

行田健晃(郷土史家)

資料を読む

二つの身分のはざまに ―田無村名主・下田半兵衛家の事績と江戸時代の社会― 行田健晃(郷土史家)