2025年 4月 19日(土)
五穀豊穣春祭・雹祭
責任役員並びに氏子総代参列の下、4月28日(月)午前10時より
田無神社社殿において五穀豊穣春祭・雹祭が斎行されます。
「五穀豊穣春祭・雹祭」は。毎年4月の総代会において祭日が決定されます。祭典では、五穀豊穣祭祝詞および氷雨祭祝詞が奏上されます。雹祭の起源については、明治41年(1908年)および昭和10年(1935年)に発生した大規模な雹害を契機とする、二つの説が存在します。田無市立中央図書館発行の『田無神社(1)』と下田富宅氏編著の『田無宿風土記(三)』に雹祭の記述があるので紹介します。
「明治42年(1)の6月頃、突然大雹乱に見舞われ、農作物に大きな被害が生じ、田無神社で、おくれ霜や雹の害のないことを祈願する雹祭りが始まったと古老は語るが、その始まりについては確かでない」(2)
「田無役場から農家へ押し麦を一斗ずつお見舞いとして配られました。現在は群馬県の榛名神社に雹除けの神として毎年講中の方々が代参に4月8日前後に今でも行きますが、明治43年6月10日(3)の玉子大の雹が降ったのを思いだして代参の当日は、玉子は食べない事にしてお参りに行くそうです。又5月22日は農家の仕事が忙しいので、田無神社では、1月早く4月22日に田無農協主催で雹祭を行っています。」(4)
(1)実際には、明治41年(1908年)に発生
(2)田無市立中央図書館(1984)『田無神社(1)』とおび社p.38
(3)実際には、明治41年(1908年)に発生
(4)下田富宅著(1982)『田無宿風土記(三)』千曲秀版社p.211